かたちの理由 自然のもの、人工のもの。何がかたちを決め、変えるのか
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かたちの理由
自然のもの、人工のもの。何がかたちを決め、変えるのか

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  1. かたちの理由 自然のもの、人工のもの。何がかたちを決め、変えるのか
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¥2,420 (税込み)
BNNサイト / 品切れ
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Description

我々が住む世界に関心を持とうとするすべての人へ

本書は、「かたち」について多分野(機械学、構造・材質分野の学問、地質学、生物学、人類学、古生物学、形態学など)を横断する内容となり、専門的な知識がなくても理解できるようまとめられています。各専門分野においては標準的な知識ですが、かたちについて総合的に理解することができます。かたちについて理解することは、幅広い知識や深い理解が必要とされる現代において、視野を広く持つことにもつながります。そのため、学生、デザイナー、建築家、設計士にとっては、作品づくりや仕事のために非常に有益であり、一般読者にとっては著者が描いた細密で美しいイラストと共に、魅力的なテーマへ導く入門書として、必読の一冊となるでしょう。

ISBN:978-4-86100-946-4
定価:本体2,200円+税
仕様:B5判変型/144ページ
発売日:2014年10月21日
著者:クリストファー・ウィリアムズ
訳者:小竹 由加里
翻訳協力:梶浦 真美、株式会社トランネット

Profile

クリストファー・ウィリアムズ(Christopher Williams)

クリストファー・ウィリアムズは、デザイン理論について多くの論文を書き、またレクチャーしてきた。彼はカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)、クリーブランド美術大学、カナダのアルバータ大学、コーネル大学デザイン環境分析学科で、デザインと建築を教えてきた。ロサンゼルスの南カリフォルニア建築大学でも教鞭を執ったことがある。自身はニューヨークの私立美術学校プラット・インスティテュートを卒業後、ドイツのハイデルベルク大学で講義を受け、アンティオーク大学でデザイン理論の博士号を取得した。最初の著書は『Craftsmen of Necessity』で、1974年に出版された。現在はカリフォルニア州ビッグサーに暮らし、執筆と建築に携わっている。

Contents

新版のために
はじめに

第1章 形と物質

原子の一生
物質の3つの状態―気体、液体、固体
時間と共にすべての物は次第に流動化する
均衡のプロセス―高いところから低いところへ、熱いものから冷たいものへ
細胞―内部から形成される形
結晶構造―外部から形成される形
脱水、腐敗、浸食、摩耗、酸化
摩耗の作用因子
表面―近景と遠景
物質の特徴
成長の目―木と鍛鉄
新しい物質、その製造と形

第2章 支柱と結び目―構造の要素

経済性の必要―最小のものから最大のものを引き出す
形を決める力―引張、圧縮、ねじり、剪断、曲げの力
柔軟で軽いテンション構造と堅固で重い圧縮構造
動物の構造―統一構造体の傑作である鳥と洗練された構造形態の人間
三角形を使った球体とドーム
未来の構造物―柔軟性の中の強さ

第3章 大きさ

相対的な大きさと絶対的な大きさ
巨大なものと力学的相似の法則
微小なものの形と重力の影響を受けない形
大きいものと小さいものの生活様式
仕事と動き―大きさのメリットとデメリット

第4章 形と機能

形態と機能―従うけれども一致しない
市場での選択プロセス
専門化―高度に適応した形
伝統―同じ機能を持つ形の同一化を妨げる
多目的―一般化した形
形態、機能、経済性―いくつかの形が長く変わらないままある理由
機能とは―交差的機能と超越的機能
機能、時間、変化―万物は、準平衡、動態、の3つのプロセスを通過する

第5章 世代―過去からの影響

最初の道具
発見、発明、影響の一連の流れ
個別の発見 vs. 技術の普及
真の創造―それまでに存在しなかった物を作り出す
普及の果てと社会を超える知識の始まり
近親交配と異系交配させた知識
動物から機械の力へ
変化に取り残された残存形

第6章 環境の影響による変化―環境の中での形

個々の環境の中で、使用、成長、機能を通して形は変化する
職人の作る製品に見られる個性
作業場と製作所―より一般化される製造方法
工場システムの確立―大量生産、労働の分担、標準化と交換可能なパーツ
使い手が製品をよりよく変化させる

第7章 目的論―世界を統べる法則

物質世界の全体像―すべての物は同じ法則に反応する
普遍原理の視覚的な例―フィボナッチ数列
普遍原理の視覚的な例―黄金比
普遍原理の視覚的な例―対称
普遍原理の視覚的な例―流線形
普遍原理の視覚的な例―空間分割
普遍原理の視覚的な例―最密充填と六角形ネットワーク

第8章 偶然と非合理

偶然の命令
偶然だから存在しないのではなく、偶然だから存在する
理論家たちのみる景色―頂や谷を通って、進化する物たちは移動し、偶然の影響を受け、適応のピークに辿り着く

注記
参考文献

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