アイデアスケッチ アイデアを〈醸成〉するためのワークショップ実践ガイド
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アイデアスケッチ
アイデアを〈醸成〉するためのワークショップ実践ガイド

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¥2,530 (税込み)

Description

プロセスからデザインすることで、
アイデアとチームを同時に醸成できる。

地方都市にありながらも全国から異才が集結する学校IAMAS(イアマス)。そこで培われた視覚的ブレインストーミング手法「アイデアスケッチ」のノウハウを、誰もが実践できるようわかりやすく解説。
新規事業開発担当者のみならず、ビジネスの領域でファシリテートしたいデザイナーやエンジニアも必携の一冊。

■IAMASとは
アート×デザイン×テクノロジーの領域において日本屈指の教育機関と称される岐阜県大垣市の「IAMAS(イアマス:情報科学芸術大学院大学)」。真鍋大度、クワクボリョウタなどの世界的なメディアアーティストをはじめ数多くのイノベーターを輩出。多様なバックグラウンドを持つ学生と教員が集まり、専門分野ごとに隔たれることなく領域横断的にカオスのような協働のなかからプロジェクトベースの研究課題に取り組んでいる。


 

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試し読み:良いファシリテーターになるために

ISBN:978-4-8025-1072-1
定価:本体2,300円+税
仕様:B5判変型/144ページ
発売日:2017年10月20日
著者:James Gibson、小林 茂、鈴木宣也、赤羽 亨
デザイン:田中佐季

Profile

James Gibson(ジェームズ・ギブソン)
英国出身、2005年より日本に在住。滋賀県大津市と岐阜県大垣市の拠点において、プロジェクト、ワークショップ、アウトドアの間を行き来するスリム化されたモバイルオフィスを実践。情報科学芸術大学院大学[IAMAS]では准教授としてデザインについて教えるとともに、メディア表現における修士号の研究を修了するために学生たちを支援している。Craft, Fabrication and Sustainabilityと根尾コ・クリエイションという2つの研究プロジェクトのメンバー。くわえて、個人研究としてNotes on Living OutsideCultural Norms(https://medium.com/@bigson2000)とOne Tree Academy(https://www.instagram.com/onetreeacademy/)を行っている。

小林 茂(こばやし しげる)
情報科学芸術大学院大学[IAMAS]産業文化研究センター教授。慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科後期博士課程単位取得退学。博士(メディアデザイン学)。1993年より電子楽器メーカーに勤務した後、2004年よりIAMAS。オープンソースハードウェアやデジタルファブリケーションを活用し、多様なスキルや視点、経験を持つ人々が協働でイノベーション創出に挑戦するための方法論を探求。岐阜県大垣市において2010年より隔年で開催するメイカームーブメントの祭典「Ogaki Mini Maker Faire」では総合ディレクターを務める。著書に『Prototyping Lab 第2版』など。2013年頃より「Engadget 電子工作部」などのイベントや様々な企業との新規事業開発プロジェクトにおいて、アイデアとチームを醸成するための方法論としてアイデアスケッチを積極的に活用。

鈴木 宣也(すずき のぶや)
情報科学芸術大学院大学[IAMAS]教授/研究科長。東京大学大学院情報理工学系研究科博士取得(情報理工学)。1996年国際情報科学芸術アカデミー開学から勤務、2001年情報科学芸術大学院大学開学時に転属し現在に至る。プロトタイプを作成しながらインタラクションデザインを検討し、作りながら考えるデザインプロセスを探求。IAMAS内のプロジェクト科目「ユビキタスウェアプロジェクト」「アドバンストデザインプロジェクト」「あしたをプロトタイピングするプロジェクト」などにおいて、プロトタイピングメソッドの過程でアイデアスケッチを利用しながらプロトタイプを制作し、またそれらの知見を利用した企業との共同研究も実施。さらに視覚を通して考える方法を養うヴィジュアルリテラシー教育に関しても研究。

赤羽 亨(あかばね きょう)
情報科学芸術大学院大学[IAMAS]准教授。IAMAS卒業後、Royal College of Art - Computer Related Designにて修士を修了- MA (RCA)。インタラクションデザインに焦点をあて、メディアテクノロジーを使った表現やインタラクションの記録についての研究を行っている。IAMASにおいて実施された「ガングプロジェクト」「アドバンストデザインプロジェクト」「あしたをプロトタイピングするプロジェクト」などのアイデアスケッチを多用したデザインプロジェクトに携わるとともに、そこで得られた知見をベースに企業との共同研究も積極的に行っている。主な研究活動に「メディア芸術表現基礎ワークショップ」「デザイン・プロセスアーカイブシステム」「3D スキャニング技術を用いたインタラクティブアートの時空間アーカイブ」がある。

Contents

はじめに

第1章 アイデアスケッチの方法論
アイデアスケッチの有用性
 実践的なスケッチの方法論
 あなたのチームを助けることは、あなたを助ける
 人々がカギ
アイデアスケッチはどこから来たのか 14
 背景としてのサービスデザイン
 IAMASとは 
 IAMASはいつこの方法論を使い始めたか
 この方法論をどのように拡張したか
次章以降で説明する内容

第2章 アイデアスケッチの実践
イントロダクション
それぞれのセクション

STEP 01 準備
ペン
ワークシート
 マトリクスワークシート
 スケッチワークシート
 「他のアイデアをもとに」ワークシート

STEP 02 練習
イントロダクション
 スケッチの手順
立方体を描いてみよう!
立方体と球を描いてみよう!
人を描いてみよう!
様々な物体を描いてみよう!

STEP 03 実践
事前準備
 参加者を集める
 会場を準備する
 取り組むデザインチャレンジを設定する
 セッションを設計する
実行
 イントロダクション
 マトリクス
 スケッチ
 共有
 投票
 ソートとマップ
振り返り
 さらなる発展のために

まとめ:アイデアの〈醸成〉について

第3章 アイデアスケッチの事例紹介
イントロダクション
Summer Camp “Hack the World”
パラメトリックデザインファニチャー
ソニー株式会社との共同研究
高校生向け講座「学びの杜・学術コース」
名古屋工業大学

おわりに
良いファシリテーターになるために
 経験を積み、アイデアを繋ぎ、フローに入る
 実践的なガイドライン
ワークショップのフレーズ集
用語集

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