マニュエル・リマ(Manuel Lima)
『クリエイティブ』誌で「2009年の世界で最も創造的で影響力のある50名」に選ばれたマニュエル・リマは、英国王立芸術協会の会員、Googleのデザイン・リード、VisualComplexity.comの創設者でもあり、パーソンズ美術大学の常勤講師としてデータ可視化について教えている。
リマは情報可視化の分野の第一人者であり、TED、Lift、OFFF、Eyeo、アルス・エレクトロニカ、IxDA Interaction、ハーバード大学、マサチューセッツ工科大学、イェール大学、ロイヤル・カレッジ・オブ・アート、ニューヨーク州立大学のティッシュ・スクール・オブ・アート、パリ国立高等装飾美術学校、アムステルダム大学、そしてメディアラボ・プラド・マドリードなど、世界中の国際会議や大学、催し等で講演している。また、『ワイアード』誌、『ニューヨーク・タイムズ』紙、『サイエンス』誌、『ビジネスウィーク』誌、『クリエイティブ・レヴュー』誌、『ファスト・カンパニー』誌、『フォーブズ』誌、Grafik誌、SEED誌、étapes誌、『エル・パイス』紙など、さまざまな雑誌や新聞で取り上げられている。
初めての著作『Visual Complexity: Mapping Patterns of Information』(2011年、Princeton Architectural Press、New York)は、フランス語、中国語、そして日本語(マニュエル・リマ[久保田晃弘監修/奥いずみ訳]『ビジュアル・コンプレキシティ:情報パターンのマッピング』2012年、ビー・エヌ・エヌ新社)にも翻訳されている。第2作の『The Book of Trees: Visualizing Branches of Knowledge』(マニュエル・リマ[三中信宏訳]『系統樹大全:知の世界を可視化するインフォグラフィックス』2015年、ビー・エヌ・エヌ新社)は、宗教の中世的解釈に深く根づいたものから、現代の世俗的でデジタル的なテーマに至るまで、木というレンズを通して800年にわたる人間の文化を概観している。