【トークイベント】『目標という幻想』著者来日トーク 来るべき“個の時代”の羅針盤──Kenneth O. Stanley、Joel Lehmanが澤円と語る「AIと人類の未来地図」
ケネス・スタンリー × ジョエル・リーマン/モデレーター:澤円(インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター)
ビー・エヌ・エヌでは、2025年7月に『目標という幻想 未知なる成果をもたらす、〈オープンエンド〉なアプローチ』を刊行いたしました。この度、著者であるケネス・スタンリー、ジョエル・リーマン両氏の来日の機会に恵まれ、トークイベントを開催する運びとなりました。ぜひふるってご参加ください。
「目標を立てるな、探求せよ」──AI時代の羅針盤がここに。 OpenAIの思想的源流“Open-Endedness”を理解する。
AIが社会のOSとなる時代、私たちは「目標」とどう向き合うべきか? 「計画された偉大さなどない」と喝破し、OpenAIの思想にも大きな影響を与えた世界的名著『目標という幻想(Why Greatness Cannot Be Planned)』。原書の刊行から10年、その思想は驚くべき速度で現実のものとなりつつあります。 今回、著者であるケネス・スタンリー、ジョエル・リーマン両氏を迎え、モデレーターに元日本マイクロソフト業務執行役員の澤円氏が登壇。満を持して刊行された日本語版を囲み、今こそ理解したいAIとALIFE(人工生命)の違いから、これからの人類の生き方まで、未来的かつ根源的な問いについて語り合います。予測不能な未来を生き抜くための「新たな思考のOS」を手に入れる、またとない機会です。
【概要】
・日時:2025年10月18日(土)14:00~16:00(13:30開場)
・会場:
インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター(東京ミッドタウン・デザインハブ内)
・定員:70名(会場参加のみの定員。一部オンライン配信予定)
・参加費:無料
・お申込みと詳細:
こちらのpeatixイベントページをご確認ください。
・一般社団法人人工生命国際研究機構(Artificial Life Institute)、千葉工業大学、BNN 共催
【登壇者】
ケネス・スタンリー(Kenneth O. Stanley)
ライラ・サイエンス社 オープンエンドネス部門シニアバイスプレジデント。前職ではOpenAI 社のリサーチチームのリーダーとして、オープンエンドネスの研究を行う。セントラルフロリダ大学コンピュータサイエンス学科におけるチャールズ・ミリカン・プロフェッサー、ジオメトリック・インテリジェンス社の共同創設者(のちにUber 傘下のAI ラボとなり、そこではコアAIリサーチ部門の主任)などを歴任。NEAT、新規性探索、CPPNsをはじめとする著名なアルゴリズムの開発者でもある。最優秀論文賞を10回以上受賞したほか、「目標という幻想」をテーマに各所で講演を行っている。
ジョエル・リーマン(Joel Lehman)
機械学習の研究および執筆を行う人工知能研究者。過去にはOpenAI 社、UberAIラボ、ジオメトリック・インテリジェンス社でオープンエンドAIの研究を行い、コペンハーゲンI T 大学で教授を務めた。最優秀論文賞を複数回受賞したほか、影響力のある論文として「SIGEVO impact award」や「ISAL Outstanding Paper of 2020 award」にも選ばれている。
モデレーター:
澤円(Madoka Sawa)
株式会社圓窓 代表取締役。武蔵野大学 アントレプレナーシップ学部 専任教員(教授)。元・日本マイクロソフト株式会社業務執行役員。マイクロソフトテクノロジーセンターのセンター長を2020年8月まで務めた。DXやビジネスパーソンの生産性向上、サイバーセキュリティや組織マネジメントなど幅広い領域のアドバイザーやコンサルティングなどを行っている。複数の会社の顧問やエバンジェリストの肩書を持ち、「複業」のロールモデルとしても情報発信している。『メタ思考』(大和書房)など著書多数。
【イベント詳細】
「今年度の目標は?」「キャリアプランは?」 私たちは常に目標を設定し、その達成に向けて最短距離を走ることを求められます。しかし、その常識が、あなたの、そして社会の可能性を狭めているとしたら…?
2015年に刊行され、「偉大な発見は、目標を定めない”オープンエンド”な探求の先にある」という革新的なメッセージで世界に衝撃を与えた一冊の本があります。それが『目標という幻想(原題: Why Greatness Cannot Be Planned)』です。 この思想は、今日の生成AIの進化を牽引するOpenAIにも多大な影響を与えました。
そして2025年、刊行から10年の時を経て日本語版が刊行されました(解説記事はこちら)。AIが社会の隅々にまで浸透しようとする今、著者であるケネス・スタンレー氏とジョエル・リーマン氏の来日が決定。出版記念として、一日限りの特別対談イベントを開催します。
モデレーターを務めるのは、日本のIT業界をリードし続け、現在は「複業家のロールモデル」としても知られる元日本マイクロソフト業務執行役員の澤円氏。 専門的で難解に思える「人工知能と人工生命の違い」といったテーマから、澤氏ならではの視点で「AIエージェントと人間が横並びで働く未来の社会」まで、最先端の議論を誰もが自分事として捉えられるよう、わかりやすく紐解いていきます。
トークハイライト
●思想の源流:なぜOpenAIは彼らの「オープンエンドな探求」に注目したのか?
●AI vs ALIFE(人工生命):似て非なる両者の本質的な違いとは?
●この10年の変化:著者の目に、急速なAIの進化はどう映っているのか?
●人類の未来:AIが社会に実装される時、私たちの生き方・働き方はどう変わるのか? Web3.0や落合陽一氏らが示す“個の時代”との接続点を探る。
●明日へのヒント:予測不能な時代を生き抜くために、私たちが今日からできること。
この分野の研究者や実践者はもちろん、「AIや人工生命の進化が早すぎてついていけない」「これからのキャリアに漠然とした不安がある」と感じているすべてのビジネスパーソンへ。 このイベントは、あなたにとって、未来を生き抜くための「思考のコンパス」を手に入れる絶好の機会となるかもしれません。
歴史的な知性が交差する瞬間を、お見逃しなく。