イルミネート：道を照らせ。

変革を導くリーダーが持つべきストーリーテリング法

まるで映画を見ているかのようなビジネス書ができました。変革を導く立場のあらゆるリーダーの話を軸に進んでいく本です。

成功する企業とは常に流動的であり、常に新しい未来に順応していく企業です。特に変化のめまぐるしい今日においては、どの分野、どの業態のビジネスでも、変革が求められています。

しかし、変革への道を志すことと、その道にチームを引き入れることは、全く別のスキルです。リーダーは、未来を見通す能力と同時にチームのために「道を照らす」能力が必要なのです。

本書では、世界を代表する幅広い年代のリーダー、例えば公民権運動のキング牧師、アップルのスティーブ・ジョブズ、スターバックスのハワード・シュルツが行った、チームを率いるためのストーリーテリング法を紹介します。ビジョンの構想から到達までの道のりをロードマップ化した［変革の５ステージ］と、チームに共感を生み出すための［4つのコミュニケーションツール］という明確なフレームワークによって、ビジョンを語り、チームを引き込むためのノウハウを、あますところなく公開します。

心惹かれる彼らのエピソードの充実さに加え、手法も学べる内容になりました。冒頭の「映画を見ているかのような」というところは、ビジネス書という枠を飛び越え、彼らのお話に純粋に感動できる、という点からもきています。

著者ナンシー・デュアルテは、アカデミー賞に輝いたアル・ゴアの『不都合な真実』のプレゼンを制作したことでも知られるデュアルテ社のCEOであり、世界一流企業のコミュニケーション戦略を数多く手がけています。これらの経験から「ストーリーテリング」の手法を「リーダーシップ」へと展開させた本作は、逆境を乗り越えたいリーダーも、新ビジネスを始めたいリーダーも、変革を導く全てのリーダーが読むべき一冊です。

試し読み

本書Chapter 9「（再）構想ステージ―創造的破壊の時」のCase Study「アップル」のPDFファイル（18ページ分）です。
Illuminate_CaseStudy_Apple.pdf

賛辞

“「企業の変革や成長は叙事詩と同じ構成を持つ」
という独自のコンセプトを提示している.....
...物語をメタファーとして利用しながら、
人々を導くことができるようになる ”
エド・キャットムル
（ピクサー＆ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ社長
／『ピクサー流創造するちから』著書）

“ 本書は明確なロードマップと
包括的なコミュニケーションツールによって、
変革をスムーズに進めることを可能にしている ”
ベス・コムストック
（GE 副会長）

“ リーダーは人々のやる気を引き出すために
共感的なリスニングやコミュニケーションを行わなければならない。
本書を読めば誰もが、
大声を出さなくとも、人々を率いることができるようになるだろう ”
スーザン・ケイン
（クワイエット・レボリューション共同創設者／ 『内向型人間のすごい力』著者）

“ デュアルテとサンチェスは、
本書によって変革への道にまばゆいばかりの光を投げかけている ”
ロバート・B・チャルディーニ
（『影響力の武器』著者）

“ 人々を教育し、奮起させ、感動させなければならない人々
—つまり、ほぼ全ての人のための素晴らしいガイドブックだ”
スタンリー・マクリスタル大将
（マクリスタルグループ共同創設者／『チーム・オブ・チームズ』著者）