はじめに
序章:心の底にあるブランドの世界
ブランド・ファンタジー
ブランド・ファンタジー VS ブランド・「ポジショニング」
ファンタジーの価値
ファッション界からヒントを得る
最強のブランドは最強のファンタジーの上に成り立つ
そう、ステーキではなくジュージュー焼ける音の話をしているのだ
第1部:脳とブランドの結びつき
はじめに
第1章:美は見る者の脳にある――ブランドはどうやって心に入り込むのか
顕微鏡をのぞいてみよう
脳はウォルマートのためではなく、生き残るためにある
みんなほとんど意識していない
脳は世界をどのように理解するのか
目ではなく脳で見る
私たちは見たいように見て、味わいたいように味わう
ただ見るだけでなく、その意味を見る
第1章のまとめ
第2章:注目されているだろうか?――なぜ期待通りの効果が得られないのか
低関与型処理の力
ブランドは常に心に忍び込んでくる
「サブリミナル・メッセージ」――事実か虚構か?
注意を向けすぎるということはあるのか?
第2章のまとめ
第3章:覚えているだろうか?――ブランドは記憶の中でどのように息づいているのだろうか
記憶の実体
巻き戻しではなく再構成する
記憶の裏側
プライミングの力
意味ネットワーク:記憶の連想ネットワーク
第3章のまとめ
第4章:感情的になる――ブランド戦略における感情の真の役割
感情は――文字通り――私たちを動かす
悲しいから泣くのか、泣くから悲しいのか?
直感を信じること。いずれにしても信じることになる
ソマティック・マーカーが決断を助ける
「ブランド愛」の裏にある真実
ブランドのソマティック・マーカーを生み出す
感情の本当の話
第4章のまとめ
第5章:決断、決断――消費者の決断の裏にある真実
合理性という錯覚
本当は誰がコントロールしているのか
怠け者の脳
ヒューリスティック:近道という裏技
買い物をする脳
第5章のまとめ
第2部:ブランドの新しいモデル
はじめに
第6章:かっこよさを捉える――なぜブランドについての新しい考え方が必要なのか
問題があることを認める
「メンタリーズ」が話せるだろうか?
感情的混乱
よりよいモデルを作る
第6章のまとめ
第7章:ブランド・ファンタジー・モデル――形のないものを(ある程度)形にする
連想ネットワークの構築
新しい目でブランドを見つめる
無意識を探る
現実のものにする
ファンタジーを3つのCに照らし合わせてチェックする
第7章のまとめ
第8章:ブランド・ファンタジーの実践――ケーススタディ
ワービーパーカー:名作文学とアオアシカツオドリの物語
ヘンドリックス・ジン:最も奇妙な物語
スクエアスペース:美の力
第8章のまとめ
第3部:魅惑的なブランドを構築する
はじめに
第9章:ブランドのバケツを満たす――ブランドのあらゆる要素を同じファンタジーに合わせる
首尾一貫したひとつのファンタジーを作り上げる
ネーミングの技
デザインには1000語分の価値がある
中身がものをいう
価格を変えれば、商品も変わる
何を言うかではなく、何をするかだ
第9章のまとめ
第10章:無意識に訴える――コミュニケーションを通じてブランド・ファンタジーを築く
あらゆる広告はサブリミナルである
何を言うかではなく、どう言うかである
メタ・コミュニケーションは考えているよりも重要だ
注意を引きつけることは期待外れかもしれない
優れた商品 VS 感情という論争
第10章のまとめ
第11章:無意識を探る――本当に効果的な市場調査とは
ニューロマーケティングの隆盛
ニューロマーケティングが直面する問題
ブランドに潜在する連想を掘り出す
投影法を使って無意識を探る
消費者の本音を引き出すには
第11章のまとめ
第12章:無意識に向けたイノベーション――息の長い新商品を開発するには
ブランド・ファンタジーを強めるものなら、どんなイノベーションでもいい
イノベーションは最高のマーケティングになる
親ブランドを使うときは慎重に
ブランドは世の中の進歩についていく必要がある
第12章のまとめ
まとめ
注釈
謝辞・著者紹介
索引