名取 和幸[なとり・かずゆき]
一般財団法人日本色彩研究所常務理事・研究第1 部シニアリサーチャー。専門は色彩心理学。様々な商品や環境の知覚品質をカラーデザインにより強化するため、感性面と機能面から多くの調査、実験を手掛ける。主な研究テーマとしては嗜好色、絵本と色・色名、色彩学史など。学習院大学大学院人文科学研究科博士後期課程退学。日本色彩学会、日本心理学会、日本建築学会他所属。主な著書に、『色彩ワンポイント』『色の百科事典』『色彩検定® 公式テキスト』『中・高「美術」教科書』などがある。
竹澤 智美[たけざわ・ともみ]
博士(文学)。2004 年立命館大学大学院文学研究科心理学専攻博士課程後期課程退学。写真のなかの距離の見え方と撮影法および画面の変化との関係を実験的に検討する。近年はこれら3 次元性の知覚に基づき、写真の人物の体形や相貌、食べ物、室内空間等の印象の説明を試みる。2020 年4 月より関西学院大学理工学部/ 感性価値創造インスティテュート研究特任講師。著書に『写真のなかの距離の知覚』(風間書房、2018 年)。
一般財団法人 日本色彩研究所
1927 年に創設された日本で唯一の色彩に関する総合的な研究機関。物理学、科学、心理学、工学、デザイン、芸術、教育など広範な専門スタッフを擁し、色彩に関する総合的な研究を展開。諸省庁、自治体からの要請への対処、JIS の制定や関連色票の作成などへの参画、ガイドラインの提案などのほか、企業からの商品企画、デザイン、宣伝広告、工程管理、人材育成などに取り組んでいる。
http://www.jcri.jp