シュテファニー・ヴァイゲレ(Stefanie Weigele)
ドイツのシュトゥットガルトで育ち、ブレーメンでグラフィックデザインを学ぶ。2001 年からはベルリンで、アートディレクターとイラストレーターとして勤務。ドイツの日刊紙ターゲスツァイトゥング(taz)や雑誌に定期的に記事が掲載された他、仲間とともにハンドスクリーンプリントのプロジェクトを立ち上げ、カリグラファーを学ぶ。ドイツでは数少ないクラシックなカッパープレートカリグラフィーを専門とするカリグラファーのひとり。主なクライアントに、ブリジット、ラコステ、C&A、サロン・マガジン、テッドベーカー・ロンドンなど。2019 年には、ベルリン・レターズ・フェスティバルにてスピーカーとして講義、ワークショップの講師も務めた。初心者から上級者に向けてワークショップを開催。
カッパープレート カリグラフィー
Description
ポインティッドペンと呼ばれる先のとがった金属ペンで、流れるような美しい文字が書ける「カッパープレート カリグラフィー」。カリグラフィーの中でも特に人気があるスタイルですが、日本語で読める本格的な解説書は今までにほとんどありませんでした。
本書は、20 年以上、プロのカリグラファーとしてドイツで活躍する筆者が書いたカリグラフィー解説書を日本語に翻訳したものです。カッパープレート カリグラフィーの大文字、小文字、フローリッシュ、バリエーションの書き方が詳しく解説されています。教室で先生から教わるように、良い例・悪い例を比較しながら学ぶことができます。家にいながら本格的で美しいカリグラフィーを楽しめる、お勧めの一冊です。
ISBN:978-4-8025-1183-4
定価:本体3,500円+税
仕様:B5判/240ページ
発売日:2021年01月20日
著者:シュテファニー・ヴァイゲレ
翻訳:朝倉 紀子
デザイン:日向 麻梨子
Profile
Contents
I−インスピレーション
手書き文字の魅力
カリグラフィーとデザインは完璧なチーム
II−書くこと
ポインティッドペン、流れ、そして練習方法
カリグラフィー-何をどうして
まずは始めてみましょう-第一歩をとる
III−小文字
すべては8ストロークから
英国的なルックス
歴史的ルーツと特徴
基本ストロークを理解して書いてみる
シンプルな小文字 l、i、u、t、b、w
コンパウンドカーブ n、m、h、k、p、r、v、w、x、z
ループをつけて j、y、z、l、b、h、k、f
楕円の文字すべて a、d、g、q、o、e、c、x、s
単語と文章を書いてみる
課題1:「引用句」短い文章をデザインする
IV−大文字
いよいよ大文字です
楕円が基盤
AからZを壮大に
課題2:「文字に恋する」
課題3:「自分のアルファベット」
句読点と数字
課題4:「封筒」
課題5:「手紙」-長文のデザイン
V−フローリッシュ
魅力的で優雅なカリグラフィーの装飾
フローリッシュの基本的要素
フローリッシュを使う
課題6:「モノグラム」
VI− アルファベット
ポインティッドペンのアルファベット
書体をつくる
歴史的インスピレーションから宝探し
ポインティッドペンの先へ
課題7:「お好みで」-レイアウトのヒント
VII−材料科学
ペンとインク、紙など
とても小さいけれど極めて重要なペン先
実用的で豪華なペンホルダー
黒白以外の選択
重要な土台となる紙
小さい助っ人、大きい助っ人
Errata
2021年1月に刊行した書籍『カッパープレートカリグラフィー』2刷重版におきまして、以下の図版を修正しております。図版の位置が原書とずれておりましたこと、深くお詫びいたします。
初版をお買い求めのお客様は、以下リンク先の修正箇所と修正ページPDFをダウンロードしてご確認いただけましたら幸いです。