多元世界に向けたデザイン ラディカルな相互依存性、自治と自律、そして複数の世界をつくること
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多元世界に向けたデザイン
ラディカルな相互依存性、自治と自律、そして複数の世界をつくること

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Description

デザインが引き起こした問題を見つめ直し、デザインを通じて変容するには?


持続可能な世界へのトランジションに向けて、「デザイン」の再定義/方向転換を図る人類学者アルトゥーロ・エスコバルの『Designs for the Pluriverse』、待望の翻訳。
デザインと人類学を中心に、開発学、哲学、生態学、ラテンアメリカ研究、フェミニズム理論、仏教、音楽など様々な分野を横断しながら、西洋近代資本主義的な単一の未来ではなく、場所に根ざした複数の未来をつくるための手立てを模索する本書は、これからのデザインのあり方に大きな問い直しを迫ります。世界中の多くのデザインスクールで課題図書として挙げられる、必読の一冊です。


気候変動や生態系破壊、あるいは経済的不平等や文化的抑圧など、社会生態学的危機が蔓延する現状に対して、我々はどのように存在し、思考し、実践できるのか。エスコバルが本書のタイトルに掲げた「多元世界」のためのデザインとは、危機の原因とされる「(近代的世界観に依った)一つの世界=OWW」に対抗するものだが、はたしてデザインは多元世界への移行の手立てとなりうるのか。本書は以上のような問いに立ち向かうべく、各二章からなる三部構成の本論と、序文、序論、結論、そして注釈で構成された野心的な著作である。(「監訳者あとがき」より)

ISBN:978-4-8025-1252-7
定価:4,000円+税
仕様:四六判/512ページ
発売日:2024年2月22日
著者:アルトゥーロ・エスコバル
翻訳:増井エドワード、緒方胤浩、奥田宥聡、小野里琢久、ハフマン恵真、林佑樹、宮本瑞基
監修:水野大二郎、水内智英、森田敦郎、神崎隼人
デザイン:福岡南央子(woolen)

Profile

アルトゥーロ・エスコバル(Arturo Escobar)
1952年、コロンビア生まれの人類学者。米国ノースカロライナ大学チャペルヒル校名誉教授。カルダス大学マニサレス校のデザインとクリエイション博士課程およびカリ大学環境科学の博士課程兼任教授。著書に『開発との遭遇:第三世界の発明と解体』(新評論、2022)など。

Contents

日本語版序文──アルトゥーロ・エスコバル

序文と謝辞
  本書の誕生を認識論的かつ政治的文脈の中に位置づける
  謝辞

序論
  論旨と書籍の概要
  「開発」から多元世界へ
  賭け
  未来のある/ないデザイン?

第一部 現実世界のためのデザイン
 第一章 スタジオを出て、自然社会的生活の流れの中へ
  「古いメディアが新しかった時」:ガブリエル・ガルシア=マルケスのマコンドにおけるデザインの登場
  世界との再関与:参加型、人間中心、社会指向のデザインを目指して
  状況に埋め込まれた、インタラクティブな実践としてのデザイン
  建築とアーバニズム:実験、不安定化、そしてヴァナキュラーの再発明
  デザインとデジタルの台頭
  デザインによる持続可能性とは?
  クリティカル・デザイン・スタディーズとスペキュラティブ・デザイン
  デザインと政治
 第二章 デザインのカルチュラル・スタディーズのための要素
  デザイン人類学と、デザインの人類学のあいだ
  デザイン人類学
  エスノグラフィとデザイン
  デザインの人類学
  開発および人道分野におけるデザイン
  ポリティカル・エコロジー、フェミニスト・ポリティカル・エコロジー、そして政治的存在論の出現
  政治的存在論と南の認識論
  存在論的占拠下のデザイン:領土闘争の政治的存在論

第二部 デザインの存在論的再定位
 第三章 我々の文化の背景にあるもの:合理主義、存在論的二元論、関係性
  合理主義とデカルト的伝統
  近代の存在‒認識論的根幹にある四つの信念について
  存在論的二元論の問題点と課題
  関係性の政治的アクティベーション
  バレラの一手:近代社会理論の限界について
  関係性:自然/文化の分断を超えて
 第四章 存在論的デザインの概要
  存在論的デザインとは何か?
  行動のための会話としての存在論的デザイン
  デザインによって人間になる
  ポストヒューマン的人間と人工物
  デザインによるサステナビリティとは?
  存在論的デザインとエージェンシーの問題
  日常生活における非二元論とは? バレラの問い
  デザインと音楽の関係性の存在論
  再び存在論的デザインへ
  本章の結論に向けて

第三部 多元世界に向けたデザイン
 第五章 トランジションのためのデザイン
  トランジションの言説
  グローバル・ノースにおけるトランジション言説
  トランジション・デザインのための三つの新領域:トランジション・タウン・イニシアチブ、脱成長、コモンズ
  ポスト開発、ブエン・ビビール、自然の権利、そして文明のトランジション
  トランジション・イマジナリーとしての脱成長とポスト開発の比較
  ポスト採取主義へのトランジション
  トランジションのための複数のデザイン
  CMUにおけるトランジション・デザインのフレームワーク
  ソーシャル・イノベーションのためのデザイン:誰もがデザインする時代のデザイン
 第六章 自治゠自律的デザインと、関係性の政治と共同的なもの
  オートポイエーシスと生物学的自律
  社会的・文化的領域における自治
  共同的なものの実現:非自由主義的な政治形態と社会組織
  自治=自律的デザインの概要
  自治=自律的デザインに関するいくつかの追加的特徴
  コロンビアのカウカ河谷地域におけるトランジションのための思考実験
  カウカ河谷:誤って進められた地域開発
  カウカ河谷のトランジション・デザインのイメージを膨らませる
  結び:共同体を持たない人々の場合の共同的なもの

結論
  トランジション・デザインの原則としての母なる大地の解放
  グローバル・ノースとグローバル・サウスにおけるトランジションのためのデザインに橋を架ける
  いくつかの未解決問題
  エピローグ

原注・訳注
監訳者あとがき
出典・参考文献
索引

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