著者:奥井 敦(おくい・あつし)
スタジオジブリ 執行役員 映像部部長/エグゼクティブ イメージング ディレクター。
1963年島根県生まれ。1982年に旭プロダクションに入社し、撮影の仕事を始める。『ダーティペア(劇場版)』で初の撮影監督に。以後『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』、『機動戦士ガンダムF91』などで撮影監督を務め、『紅の豚』、『海がきこえる』に撮影監督としてスタジオジブリ作品に参加。1993年、撮影部発足と同時にスタジオジブリに移籍。『平成狸合戦ぽんぽこ』、『耳をすませば』、『もののけ姫』、『ホーホケキョ となりの山田くん』、『コクリコ坂から』、『風立ちぬ』に撮影監督として参加。『千と千尋の神隠し』、『ギブリーズepisode2』、『ハウルの動く城』、『ゲド戦記』、『崖の上のポニョ』、『借りぐらしのアリエッティ』、『思い出のマーニー』では映像演出を務めた。他に『メアリと魔女の花』(スタジオポノック作品、映像演出)などがある。宮﨑駿監督の最新作『君たちはどう生きるか』では撮影監督を務めた。
編著者:野崎 透(のざき・とおる)
編集者・ライター。学生時代は理論物理を専攻。卒業後、企業の研究所でソナーAIの研究に従事するが、1年弱で退職。航空雑誌の編集者・ライターを経てアニメーション雑誌『Newtype』の編集者に。その後、スタジオジブリの出版部に移籍。『もののけ姫』の制作を間近に見る中で撮影の大切さを知る。続いてTVアニメーション『ガサラキ』(1998-1999)で初めてシリーズ構成・脚本を担当。アニメーションの脚本家、編集者として様々な作品に関わる他、日本大学芸術学部映画学科で脚本の講師も務める(2020年退官)。著書に『オレンジ流 3DCGアニメーション制作テクニック─MAKING OF BEASTARS』『アニメーションの脚本術 プロから学ぶ、シナリオ制作の手法』(ビー・エヌ・エヌ)などがある。