著者 アーミン・ホフマン
1920年、ヴィンタートゥール(チューリッヒ)出身。1947–1987年、バーゼル総合職業学校で教鞭をとり、グラフィックデザイン専攻長を務める。アメリカ合衆国ニューヘイブンのイェール大学スクール・オブ・アートのグラフィックデザイン専攻の教授、ティチーノ州ブリッサーゴのイェール・サマースクールのディレクターを歴任。グラフィックデザイン、絵画、彫刻の作品の自主制作活動を展開。ヴィジュアルコミュニケーションの教育プログラム、教育のプロセス、体系的教育に関する講演、セミナー、出版活動を行う。芸術的な制作物や教育者としての専門的活動に関する展覧会を多数開催。
主な経歴に以下がある。
1962年、オランダのヒルフェルスムにて教育活動
1965年、インド、アーメダバードの国立デザイン研究所(NID)にて教育活動
1966年、ニューヨークのアメリカ・グラフィックアート協会にてポスター展
1971年、ロンドンのセントラル・スクール・オブ・アートのためのシンボルとサイン
1972年、ミュンヘンのインターグラフィックにてポスター展
1981年、ニューヨーク近代美術館にてポスター展
1983年、バーゼルの工芸博物館にて「グラフィックデザイン専攻の影響とインパクト」展
1987年、フィラデルフィアのムーア芸術大学にて「アーミン・ホフマンの時代」展、1988年にカナダのトロントへと巡回
1987年、フィラデルフィア芸術大学よりアーミン・ホフマンに名誉博士号授与
監修者 永原康史(ながはら やすひと)
グラフィックデザイナー。印刷物から電子メディアや展覧会のプロジェクトまで手がけ、メディア横断的に活動する。1997年~2006年、IAMAS(国際情報科学芸術アカデミー)教授。2006年~2023年、多摩美術大学情報デザイン学科教授。『ブラックマウンテンカレッジへ行って、考えた』(BNN)『日本語のデザイン 文字からみる視覚文化史』(Book&Design)など著書多数。第24回佐藤敬之輔賞など受賞。
翻訳者 古賀稔章(こが としあき)
1980年福岡県生まれ。デザインやタイポグラフィを主軸とした執筆、研究、翻訳、出版活動に携わる。慶應義塾大学環境情報学部卒業、東京大学大学院総合文化研究科博士課程満期退学。雑誌「アイデア」編集者、特許庁意匠審査官、多摩美術大学非常勤講師を経て、2022年より武蔵野美術大学芸術文化学科准教授。訳書にヨゼフ・ミューラー=ブロックマン『グリッドシステム』(白井敬尚監修、ボーンデジタル、2019)がある。