第1章 AIと創造性
1.1 生成AIの明暗/1.2 「AIアート」の歴史と自動化/1.3 バベルの図書館のその後
第2章 生成AIの現在地
2.1 LLMの本質/2.2 創造力の射程/2.3 平均への重力
第3章 フクセイ技術としての生成AI
3.1 フクセイという新しい定義/3.2 消費財化する創作/3.3 創作行為のボット化
第4章 つくるためのAIとしてのあり方
4.1 探索の道具としてのAI/4.2 表現行為を拡散するAI
終章 創り続けるためのAI
「つくる」を手放さないために
つくることとAI
生成と複製の狭間で(仮)
Description
絵を描くこと、曲を作ること、文章を書くこと。
そのプロセスを楽しむすべての人へ。
Artificial Intelligence(AI)=人工知能、とりわけ昨今急速に普及した「生成AI」を題材に、AIの進化が人間の「つくる」という行為にもたらす光と影を浮き彫りにし、創造性のあるべき未来像について考察した一冊。
生成AIの登場により、私たちの仕事や創作活動は劇的な変化を遂げています。誰もが簡単にそれらしい文章や音楽、絵を生み出せるようになった一方で、その見かけの生産性向上の裏で起きている本質的な変化に目を向けている人は多くありません。
生成AIとは何か。どのような仕組みで発展しているのか。私たちの創造性を拡張する存在なのか、自動化の道具にすぎないのか。本書では、生成AIがもたらす影響を5つの切り口から整理し、経済性の話が支配的なAIをめぐる議論に、創作というレンズを通すことで全く異なる論点を提供します。
筆者自身の実践的なプロジェクトやAIの探求の歴史を紐解きながら、効率化を極めたAIの先にある、人間とAIが共創するオルタナティブな未来を照らし出します。自らの手で「つくる」ことを手放さないために、私たちはAIとどう向き合うべきか。AIの本質を知ることで、創作行為の価値がかつてないほど鮮明に見えてくるはずです。
ISBN:978-4-8025-1355-5
定価(予価):本体2,800円+税
仕様:A5判/256ページ
発売日:2026年7月15日
著者:徳井直生
デザイン:畑ユリエ