Lankow、Crooks、Ritchieの3人は、インフォグラフィックデザインとデータビジュアライゼーション、そしてソーシャルPRを得意とする業界屈指のクリエイティブエージェンシー、Column Fiveの創設者。GE、Intuit、マイクロソフト、ソニー、イーベイ、世界銀行など、幅広い業界を代表する数百社のクライアントを手がけ、その実績は、Fast Company、the Atlantic、TIME、Forbes、the Wall Street Journal、GOOD magazineといった多くのメディアでとりあげられてきた。インフォグラフィックをテーマとする講演活動にも力を入れており、最近では連邦準備銀行やAIGA(米国グラフィックアート研究所)でのスピーチや、コロンビア大学での情報ビジュアライゼーションの講義などを行っている。
ビジュアル・ストーリーテリング
インフォグラフィックが切り拓くビジネスコミュニケーションの未来
Description
大量のウェブコンテンツが日々生み出され配信されている今、情報の受け手の注目を集め続けるのはますます難しい課題となっています。広告やマーケティングの仕掛けに対して消費者は既にうがった見方をするようになっており、押し付けがましい広告には、もう効き目はありません。
本書は、ソーシャルPRを得意とする業界屈指のクリエイティブエージェンシー「Column Five」の創設者による、インフォグラフィックの活用によって企業がより先進的なビジネスコミュニケーションを実現するための基礎知識とベストプラクティスをまとめたガイドブックです。企業のエグゼクティブやマーケティング担当者、またブランドコミュニケーションやデータジャーナリズムに関わる方へ、“ビジュアル・ストーリーテリング”の力とその価値を伝えます。
ISBN:978-4-86100-873-3
定価:本体2,800円+税
仕様:B5判変型/264ページ
発売日:2013年06月24日
著者:Jason Lankow、Josh Ritchie、Ross Crooks
翻訳:浅野紀予
Profile
Contents
イントロダクション
インフォグラフィック小史
本書の目的
本書で扱わないこと
用語についての注記
本書の使い方
第1章 インフォグラフィックの重要性と有効性:脳はなぜそれを愛するのか
情報デザインに対するさまざまな見方:これまでのあらすじ
ビジュアライゼーションの目的
訴求
理解
記憶保持
第2章 インフォグラフィックの形式:メッセージに適した見せ方を選ぶ
静的インフォグラフィック
静的インフォグラフィックの例:社内向けレポート
静的インフォグラフィックの例:ソーシャルメディア/PR用コンテンツ
ビジュアル系プレスリリース
エディトリアル
芸術的メディアを組み合わせる
モーショングラフィック
インタラクティブグラフィック
固定情報を示すインタラクティブグラフィック(手動更新が必要)
固定情報一式を示すインタラクティブなインターフェース(元の情報が手動更新されたら表示内容を自動更新する)
動的なインタラクティブグラフィック(表示内容と元の情報の両方を自動更新する)
将来に向けた柔軟性
ビジネスにふさわしい形式の採用
第3章 ビジュアルストーリーテリング分布図:目的志向のアプローチ
ビジュアルストーリーテリング分布図を理解する
ターゲットオーディエンス
ブロードオーディエンス
ブランド中心型コンテンツ
エディトリアルコンテンツ
第4章 エディトリアルインフォグラフィック
エディトリアルインフォグラフィックとは?
エディトリアルインフォグラフィックの起源
印刷物
オンライン
コンテンツマーケティング用のエディトリアルインフォグラフィック
読者を誘い込む
メッセージを素早く広める
共有しやすくする
エディトリアルインフォグラフィックの制作
アイデアはどこから生まれるのか?
アイデアに磨きをかけるのは何か?
良いアイデアを実現可能にするのは何か?
リサーチ
データとソースの品質
コピーライティング
定量的/データ駆動型インフォグラフィックの場合
定性的/娯楽型インフォグラフィックの場合
ブリーフィング
デザイン
レイアウト+階層構造
イラストレーション+デザイン美学
ブランディングの機会
データビジュアライゼーションのベストプラクティス
第5章 コンテンツの配信:ストーリーを共有する
サイトへの投稿
コンテンツの配信
我慢強さが実を結ぶ
第6章 ブランド中心型インフォグラフィック
「企業概要」ページ
製品マニュアル
ビジュアル系プレスリリース
プレゼンテーションデザイン
年次報告書
第7章 データビジュアライゼーションを利用したインターフェース
ユーザーインターフェースでのビジュアライゼーション利用事例
ダッシュボード
ビジュアルデータハブ
第8章 良いインフォグラフィックの要因とは?
有用性
強さ
美しさ
第9章 情報デザインのベストプラクティス
イラストレーション
情報に始まり、情報に終わる
イラストレーションが有害になりかねない場合
適切さを品質と勘違いするなかれ
データ
データの処理
データの種類
関係性のグラフ化
名目比較
時系列
序列
部分全体関係
ビジュアライゼーション
ドットプロット
線グラフ
棒グラフ(縦)
棒グラフ(横)
積み上げ棒グラフ
円グラフ
バブルチャート
第10章 インフォグラフィックの未来
作成ツールへのアクセスの民主化
ソーシャル生成型ビジュアライゼーション
課題解決
ビジュアル志向企業への成長
インフォグラフィックをもっと知るために