この大変革の時代に、未来を見据えてビジネスの舵取りをすることのできるリーダーとはどのようなものでしょうか? 本書では、昔ながらのCEOはもう時代遅れのものであるとし、戦略的な事業経営者と問題解決者のハイブリッドである「デザインするリーダー」すなわち“DEO(デザイン・エグゼクティブ・オフィサー)”こそが、これからのリーダーシップの手本になると説きます。
DEOの6つの特徴:変化を起こす/リスクを冒す/システム思考をする/直感力が高い/社会的知性が高い/さっさとやる(GSD)を解説しつつ、新しいリーダー像を具体的に提示する一冊です。
また、DEOの事例として、Autodeskのカール・バス、littleBitsのアヤ・ブデール、TEDのクリス・アンダーソンらのインタビューも掲載しています。
推薦のことば
“いま、新しいタイプのリーダーが生まれている。本書は、そのリーダーの特徴を力強く説明している。21世紀の効果的なリーダー像を知るための、わかりやすく刺激的な参考書と言えるだろう”
――ティム・ブラウン(IDEO CEO、『デザイン思考が世界を変える』著者)
“著者たちは、成功するクリエイティブなリーダーになる道すじを、詳しく、わかりやすく教えている。現在のDEOたちの活躍をきっかけに、今後、デザイナーとしてリードできる新しいタイプのエグゼクティブや、将来のDEOを目指すデザイナーたちが確実に増えるだろう”
――ジョン・マエダ(ロードアイランド・スクール・オブ・デザイン 学長、『シンプリシティの法則』『リーダーシップをデザインする』著者)
“本書では、一般には正反対と思われている2つの資質を合わせ持つリーダーたちを「新しいリーダー」に認定している。彼らは、分析的だがクリエイティブでもある。既成概念を破壊するが、システム思考もする。彼らが、今の世のなかをもっといいものに変えてくれるだろう”
――チップ・コンリー(ジョワ・ド・ヴィーヴル・ホスピタリティ 創設者、『Peak』著者)
“アメリカの都市は、「夢」と「データ」にもとづいて行動するリーダーを必要としている。本書は、そういうリーダーの人間像と、そのようなリーダーを増やす方法を教えている”
――ジェイ・ナス(サンフランシスコ市長オフィス チーフ・イノベーション・オフィサー)
“組織の「デザイン志向のリーダー」のほんとうの潜在力は、この本が登場するまではだれも把握できなかった。本書は私たちの必読書だ”
――リチャード・グレーフェ(デザインの専門家団体AIGA 事務局長)