新版のために
はじめに
第1章 形と物質
原子の一生
物質の3つの状態―気体、液体、固体
時間と共にすべての物は次第に流動化する
均衡のプロセス―高いところから低いところへ、熱いものから冷たいものへ
細胞―内部から形成される形
結晶構造―外部から形成される形
脱水、腐敗、浸食、摩耗、酸化
摩耗の作用因子
表面―近景と遠景
物質の特徴
成長の目―木と鍛鉄
新しい物質、その製造と形
第2章 支柱と結び目―構造の要素
経済性の必要―最小のものから最大のものを引き出す
形を決める力―引張、圧縮、ねじり、剪断、曲げの力
柔軟で軽いテンション構造と堅固で重い圧縮構造
動物の構造―統一構造体の傑作である鳥と洗練された構造形態の人間
三角形を使った球体とドーム
未来の構造物―柔軟性の中の強さ
第3章 大きさ
相対的な大きさと絶対的な大きさ
巨大なものと力学的相似の法則
微小なものの形と重力の影響を受けない形
大きいものと小さいものの生活様式
仕事と動き―大きさのメリットとデメリット
第4章 形と機能
形態と機能―従うけれども一致しない
市場での選択プロセス
専門化―高度に適応した形
伝統―同じ機能を持つ形の同一化を妨げる
多目的―一般化した形
形態、機能、経済性―いくつかの形が長く変わらないままある理由
機能とは―交差的機能と超越的機能
機能、時間、変化―万物は、準平衡、動態、の3つのプロセスを通過する
第5章 世代―過去からの影響
最初の道具
発見、発明、影響の一連の流れ
個別の発見 vs. 技術の普及
真の創造―それまでに存在しなかった物を作り出す
普及の果てと社会を超える知識の始まり
近親交配と異系交配させた知識
動物から機械の力へ
変化に取り残された残存形
第6章 環境の影響による変化―環境の中での形
個々の環境の中で、使用、成長、機能を通して形は変化する
職人の作る製品に見られる個性
作業場と製作所―より一般化される製造方法
工場システムの確立―大量生産、労働の分担、標準化と交換可能なパーツ
使い手が製品をよりよく変化させる
第7章 目的論―世界を統べる法則
物質世界の全体像―すべての物は同じ法則に反応する
普遍原理の視覚的な例―フィボナッチ数列
普遍原理の視覚的な例―黄金比
普遍原理の視覚的な例―対称
普遍原理の視覚的な例―流線形
普遍原理の視覚的な例―空間分割
普遍原理の視覚的な例―最密充填と六角形ネットワーク
第8章 偶然と非合理
偶然の命令
偶然だから存在しないのではなく、偶然だから存在する
理論家たちのみる景色―頂や谷を通って、進化する物たちは移動し、偶然の影響を受け、適応のピークに辿り着く
注記
参考文献