エリック・ジマーマン(Eric Zimmerman)は数々の賞を受賞したゲームデザイナーであり、ニューヨーク大学ゲームセンター(NYU Game Center)でゲームデザインの教授を務める。ケイティ・サレンとの共著でゲームデザインの教科書『Rules of Play』を出版している。ニューヨーク在住。
遊びと創造
やわらかなデザイン頭を養うゲームエクササイズ25
Description
発想力、問題解決力、共感力は、遊んで伸ばそう。
世界的ゲームデザイナー/クリエイター、エリック・ジマーマン(『ルールズ・オブ・プレイ』著者)が贈る、〈遊び〉の哲学と実践。
ワークショップ、研修、アイデア出し、エレベーターピッチ、チームビルディングetc.でお役に立つ一冊。PCを使わない25個のゲームエクササイズを通じて、遊びながら柔軟な頭と心を育み、創造性を養えます(オンラインでのやり方についても説明)。
日本語版解説には山本貴光氏(ゲーム作家、文筆家、東京工業大学教授)。
ゲームシート(PDF)ダウンロード可。
ISBN:978-4-8025-1283-1
定価:本体3,200円+税
仕様:B5判変型/216ページ
発売日:2024年4月17日
著者:エリック・ジマーマン
翻訳:高崎拓哉
デザイン:福岡南央子(woolen)
Profile
Contents
はじめに──この本で遊ぼう。
プレイ PLAY
プレイについての考え方
プレイとは、何かを使って遊ぶことである
プレイとは、ルールに逆らうことである
プレイとは、自由な動きである
プレイとは、何かをなすことである
プレイとは、別の誰かになることである
プレイとは、協働的な衝突である
プレイとは、社会契約である
プレイとは、二次的な驚きである
プレイとは、欲望のゲームである
プレイとは、暗黙のルールである
プレイとは、思慮深い逸脱である
エクササイズ:20~30分でできるプレイ
・交流を軸としたプレイ
ファイブフィンガーズ
ゼンカウンティング
オオカミとヒツジ
・体を使ったプレイ
エクリプス
ジャンケン+
ニンジャ
・意味が重要なプレイ
ランゲージゲーム
シュールレアリストゲーム
システム SYSTEM
システムについての考え方
システムとは、相互のつながりをつなげるものである
システムとは、動的な振る舞いである
システムとは、人工的な言語である
システムとは、行動であり結果でもある
システムとは、不確定要素のパラドックスである
システムとは、体系的なストーリーテリングである
システムとは、類型化したシミュレーションである
システムとは、ゴールの中のゴールである
システムとは、自発的な服従である
システムとは、ゲーミフィケーションに逆らうものである
システムとは、問題の構造である
エクササイズ:数時間でできるシステムの改変
・システムの力学
○×ゲーム改
ダイスvsダイス
ゲットアウト!
・システムのバランスとり
ユートピア2099
トラブル・イン・ドッジシティ
ボルフ
・物語性のあるシステム
デック・オブ・ストーリーズ
ゾンビタウン
デザイン DESIGN
デザインについての考え方
デザインとは、1つの答え以上のものである
デザインとは、問題解決のプロセスである
デザインとは、責任を共有することである
デザインとは、テストプレイを重視することである
デザインとは、「創造性=リテラシー+自由」であると知ることである
デザインとは、批評の文化である
デザインとは、オーディエンスに教えることである
デザインとは、コミュニケーションである
デザインとは、ルールに従わないことである
デザインとは、耳を傾けることを学ぶプロセスである
デザインとは、受け渡すものである
エクササイズ:1日以上かけて行うゲームデザイン
・プロジェクトのデザイン
ファウンドオブジェゲーム
破綻したゲームの修正
制約に基づくデザイン
・アイデア創出のデザイン
パッションデッキ・ブレインストーミング
自分なりのブレスト法
エレベーターピッチ
・協働のデザイン
グッド・コラボレーター
キーワードで作るビジョンステートメント
ゲームシート
おわりに
謝辞
日本語版解説(山本貴光)