小林 茂(こばやし しげる)
博士(メディアデザイン学・慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科)。情報科学芸術大学院大学[IAMAS]図書館長・教授。主な著書に『Prototyping Lab 第2版』(オライリー・ジャパン、2017)、共著書に『アイデアスケッチ』(BNN、2017)、監訳書に『デザインと障害が出会うとき』(オライリー・ジャパン、2022)など。人工知能などの先端的テクノロジーは、単なる中立の道具でもなければ不可避で抗えない決定論的なものでもなく自在に解釈できるものであると捉え、多様な人々が手触り感を持って議論に参加できるような手法を探求している。
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テクノロジーって何だろう?
〈未完了相〉で出会い直すための手引き
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2025年9月18日発売
¥3,080
(税込み・予価)
Description
テクノロジーとの付き合い方に悩むあなたへ
どんどん進歩していくテクノロジーに、ついていけなさを感じていませんか。
本書は、ハイデガー、スティグレール、ユク・ホイからポスト現象学まで、技術哲学のエッセンスをわかりやすく解説しつつ、ベルクソンの時間哲学を接続させ「未完了相」を照らし出すことで、「テクノロジー」というものの捉え方を更新する一冊です。
芸術と科学の融合を掲げる学校IAMASで長きにわたって教鞭をとり、日本のメイカー・ムーブメントを牽引してきた著者が、テクノロジーに対して手触り感を持てるよう導きます。
こんな人に:
・生成AIを利用して仕事などをしているが、先端的なテクノロジーについていけなさや不安を感じている人
・テクノロジーを利用して作品制作やプロダクト開発をしているが、受け身で使っていることに疑問を感じている人
ISBN:978-4-8025-1350-0
定価:本体2,800円+税
仕様:四六判/392ページ
発売日:2025年9月18日
著者:小林 茂
デザイン:福岡南央子(woolen)
Profile
Contents
第一章 大文字のテクノロジー:「テクノロジー」なるものとはそもそも何かをめぐる言説
第二章 小文字の諸テクノロジー:個別具体のテクノロジーをめぐる言説
第三章 ベルクソンの生命論にして時間論にして技術論
第四章 未完了相を開くための設計論
第五章 実践編「Art for Well-beingの取り組みから」