【会場参加チケット】 永原康史 × 山本貴光 「BMCを知る:旅の途中のはなし」
『ブラックマウンテンカレッジへ行って、考えた』 連続講義シリーズ 第1回
Description
<日時・場所>
2025年3月4日(火)19:00〜21:00
イベントスペース・amu(東京都渋谷区恵比寿西1丁目17-2)
定員:30名
→オンライン視聴のチケットはこちら
※アーカイブ配信あり。会場参加 or オンライン視聴でもご視聴いただけます
<連続講義の概要>
昨年12月、弊社より『ブラックマウンテンカレッジへ行って、考えた』を刊行いたしました。本書は、グラフィックデザイナーの永原康史さんが、20世紀を代表する芸術家が教え/学んだ「ブラックマウンテンカレッジ(BMC)」を丹念に調べあげることで、その実態と可能性について記した一冊となります。
BMCを紹介する洋書は多くあるものの、こと日本において、これまでまとまったかたちで紹介されることが少なかったこともあり、BMCはバウハウスなど他のデザイン/アートスクールと比べてよく知られているとはいえません。
そこで、書籍のPRも兼ねた全3回のトーク企画を通して、BMCを知るための入り口を増やすとともに、その現代的な意義をさまざまな角度から検討いたします。永原さんが現地のフィールドワークによって得た資料や写真と、それぞれの領域からお招きしたゲストの応答を交えつつ、社会、写真、デザイン・アート、コミュニティなど、現在とBMCとのつながりを見出す連続トークイベントです。
→第2回「BMCを視る:写真から読み解く」
→第3回「BMCから考える:デザイン/アートのコミュニティ」
<イベント内容>
第1回「BMCを知る:旅の途中のはなし」
スピーカー:永原康史
ゲスト:山本貴光
ナビゲータ:石井早耶香(BNN編集部)
初回となる本回は、BMCが開学した20世紀初頭から半ばにかけての時代背景や世界情勢などをおさえながら、BMCのアウトラインを読み解いていきます。20世紀を代表する芸術家がこぞって過ごしたリベラルアーツスクール「ブラックマウンテンカレッジ」とはいったい何だったのでしょうか。
ゲストにお招きするのは山本貴光さん、ナビゲーターは本書の編集担当の石井(BNN)が担当いたします。文学、自然科学、芸術、人文思想……など特定のジャンルにとどまることなく広域な知と触れ合い続ける文筆家・山本貴光さんとともに、さまざまなトピックに枝を伸ばしながらBMCに迫ります。永原さんが現地で撮影しつつも本書に収まりきらなかった貴重な写真も多数公開予定。BMCの全体像を掴んでみたい人におすすめの回です。
<登壇者プロフィール>
永原康史(ながはら・やすひと)
グラフィックデザイナー。80年代からコンピュータによるデザインに取り組む。印刷物から、電子メディア、展覧会のプロジェクトまで幅広く手がけ、メディア横断的に活動する。2005年愛知万博政府館「サイバー日本館」、2008年スペイン・サラゴサ万博日本館サイトのアートディレクターを歴任。1997年~2006年、IAMAS(国際情報科学芸術アカデミー)教授。2006年~2023年、多摩美術大学情報デザイン学科教授。『日本語のデザイン 文字からみる視覚文化史』(Book&Design)、作品集『よむかたち デジタルとフィジカルをつなぐメディアデザインの実践』(誠文堂新光社)など著書多数。監訳書にジョセフ・アルバース『配色の設計 色の知覚と相互作用』、カール・ゲルストナー『デザイニング・プログラム』(共にBNN)など。
山本貴光(やまもと・たかみつ)
文筆家、ゲーム作家、東京科学大学リベラルアーツ研究教育院教授、金沢工業大学客員教授、YouTubeチャンネル「哲学の劇場」を吉川浩満と主宰。1971年生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒業。コーエーでのゲーム開発を経て、教育や文筆に携わる。著書に『文体の科学』(新潮社)、『「百学連環」を読む』(三省堂)、『文学問題(F+f)+』(幻戯書房)、『投壜通信』(本の雑誌社)、『マルジナリアでつかまえて――書かずば読めぬの巻』、『マルジナリアでつかまえて2 世界でひとつの本になるの巻』(ともに本の雑誌社)、『文学のエコロジー』(講談社)など。共著に『脳がわかれば心がわかるか』(吉川浩満と、太田出版)、『人文的、あまりに人文的』(吉川浩満と、本の雑誌社)など。訳書にケイティ・サレン、エリック・ジマーマン『ルールズ・オブ・プレイ』全4巻(ニューゲームズオーダー)、DK社編『哲学ってなんだろう? 哲学の基本がわかる図鑑』(東京書籍)など。
<注意事項>
イベントチケットの転売、配信URLの共有は固くお断りいたします。
<関連書籍>
『ブラックマウンテンカレッジへ行って、考えた』